
🤖 小学生と生成AI──どう向き合わせる?保護者が知っておきたい視点
ChatGPTやBing、Google Geminiなど、日常に浸透しつつある生成AI(ジェネレーティブAI)。
「うちの子にも使わせた方がいいの?」「でもちょっと怖い…」
そんな声が、最近保護者の方々からも増えてきています。
今回は、小学生と生成AIをどう向き合わせるか──
使わせるべきかどうか、使うならどう導くべきかを、教育の視点から考えてみます。
💡 生成AIって、子どもにも使えるの?
実は最近、教育現場でも生成AIの活用が始まっています。
たとえば:
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国語の文章を一緒に作ってみる
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自分の作品を説明する文を整えてもらう
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プログラムのアイデアを広げるヒントに使う
これらはすべて、小学生でも十分に活用できる内容です。
ただし、「考える力を奪わない」使い方が前提です。
🚦 気をつけたいポイント
以下のような注意点を意識することで、生成AIは「ただの便利ツール」ではなく、「考えるきっかけ」に変わります。
✅① 丸写しNG。あくまでヒントとして使う
→ AIの提案は「問い直しの材料」として受け取りましょう。
「この答えって正しい?」「自分ならどう言う?」と、批判的に考えることが大切です。
✅② プロンプト(質問)を一緒に考える
→ 「どう聞いたら答えが返ってくるかな?」と問いを考えることが、論理的思考の練習になります。
✅③ 正しさを疑ってみる
→ AIは必ずしも正確な情報を出すとは限りません。
「本当にそうかな?」と調べる力や、メディアリテラシーが自然と身につきます。
👨👩👧 保護者ができる関わり方
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「それ、AIに聞いたんだ!面白いね、他の聞き方はあるかな?」
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「その答え、納得できる?どうして?」
といった声かけで、使わせないのではなく、導く関わり方ができます。
子どもがAIを「考えるパートナー」として付き合っていけるようにすることが、
これからの時代の大きな教育テーマになっていくはずです。
🧠 プログラミング学習とのつながり
当教室でも、Scratchを通じて「AIの考え方」や「順序立てて考える力」を育てています。
上級コースではPythonやRobloxも学びながら、テキストベースでの対話や、AI的な思考にも触れていきます。
AIを“使われる側”でなく、“使う側”になるために
土台となる論理的思考力や表現力を、日々の学びから育てていきます。