
🧠「思考力」って何?
計算や暗記では測れない力を育てるプログラミング教育
「これからの時代は“思考力”が大事!」
こんな言葉を、ニュースや教育現場で耳にする機会が増えました。
でも、そもそも「思考力」って、どんな力なのでしょうか?
📏 思考力=“自分で考えて答えを導く力”
思考力とは、
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問題を整理し
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自分で仮説を立て
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試しながら修正していく
といった“考えるプロセス”そのものの力です。
これは、テストで「正解」を出すこととは少し違います。
むしろ、**「正解がひとつではない問題」にどう向き合うか?**がポイントです。
💻 プログラミングは「正解がひとつじゃない学び」
ScratchやPythonなどのプログラミングでは、
「どうすれば思った通りに動くか?」を自分の手で考え、
うまくいかなければ試行錯誤して修正していきます。
たとえばScratchでキャラクターにジャンプさせたいとき、
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タイミングは?
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どのくらいの高さ?
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失敗したらどう戻る?
というように、「どう作るか」を考え抜く工程が求められます。
まさに、これが“思考力”そのものなんです。
🔄 計算・暗記より、「考え続ける」ことが大切な時代へ
これまでの学校教育では、
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計算が早い
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漢字をよく覚えている
といった力が「できる子」の指標とされてきました。
もちろんそれも大切な基礎ですが、
今の時代はそれ以上に、自分の頭で考えて行動する力が求められています。
AIや自動化が進む社会では、
「言われた通りにやる」より「自分で問いを立てて動く」力が武器になります。
🏫 教室での実践:コードを書くことが“考える力”になる
当教室では、
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初級ではScratchを使って「しくみを考えて作る体験」
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上級では**PythonやRoblox(Lua)**で「自由に表現する体験」
を通じて、子どもたちの思考力・創造力を育んでいます。
ただ作るだけでなく、
「どうしたら面白くなる?」「動かないのはなぜ?」と考え続ける習慣が、
自然と身についていくカリキュラムです。
💬 思考力は、失敗の中から育つ
子どもが「うまくいかない」と言っているときこそ、
思考力が育っている証です。
保護者としては「助けてあげたい」と思う瞬間ですが、
その前にちょっと見守ってみてください。
自分で考えて工夫した経験こそが、将来の学びの土台になります。