「こんなゲームを作ってみたい!」
頭の中にアイデアが浮かんでも、それを実際のゲームにするには、これまでさまざまな知識や技術が必要でした。
ところが今、Robloxでは、作りたいものを「言葉」で伝えるところからゲーム制作を始められる仕組みが登場しています。
AIがゲーム制作を手伝ってくれるようになったら、子どもたちの「ゲームを作る」はどう変わるのでしょうか。
🎮 「こんなゲームを作りたい」を言葉で伝える
2026年9月、Robloxは開発者向けイベント「Roblox Developers Conference(RDC)2026」で、ゲーム制作を支援する新しいAI機能について発表しました。
その一つが「Build」です。(これはRoblox Studioとは別のもので、日本版は今後導入予定とのことです)
Robloxアプリから、作りたいゲームについて文章で指示する「プロンプト」を入力し、ゲーム制作を始めることができます。
ニュージーランドでのアルファ版公開以降、Buildを使って約9,000本のゲームが公開されました。
さらに、Buildでゲームを作った数千人のうち、71%はそれまでRoblox Studioを使ったことがなかったといいます。
これまでゲーム制作をしたことがなかった人にも、「自分で作ってみる」入口が広がり始めているのです。
🏞️ ゲームの「場面」までAIが作る?
さらにRobloxは、2026年後半に「Scene Generator」という機能を導入する予定です。
これは、作りたい場面を文章で伝え、参考となる画像を渡すことで、ゲーム内のシーンを生成する機能です。
例えば、
「森の中に小さな村があって、中央に大きな塔がある」
といったイメージから、ゲームの舞台となるレイアウトを作る。
そんな制作方法が可能になっていきます。
ただし、ここでポイントになるのが、AIが作って終わりではないことです。
生成したシーンはRoblox Studioでさらに細かく調整できるようになる予定で、Roblox自身もBuildとStudioの連携を進めています。
🤔 それならプログラミングはいらなくなる?
ここで気になるのが、
「AIがゲームを作ってくれるなら、プログラミングを勉強する必要はなくなるの?」
ということです。
確かに、ゲーム制作を始めるハードルはこれまでより低くなるでしょう。
しかし、ゲームの土台を簡単に作れるようになると、その次には、
「もっと速く動かしたい」
「触れたら何かが起こるようにしたい」
「クリアしたら次のステージへ進みたい」
「自分だけのルールを追加したい」
といった「もっとこうしたい」が出てきます。
そこで必要になるのが、ゲームの仕組みを理解し、自分のアイデアに合わせて調整していく力です。
AIによって「作り始める」ことが簡単になっても、何を作りたいのかを考え、思い通りになるまで工夫することは、やはり作る人の役割です。
💡 「作る」から「直して育てる」へ
これまでのプログラミングでは、何もないところから一つずつ作っていくことが多くありました。
これからは、
アイデアを考える
↓
AIで土台を作る
↓
実際に遊んでみる
↓
気になるところを見つける
↓
自分で直して、もっと面白くする
という制作方法も増えていくかもしれません。
これは「AIに全部作ってもらう」のとは少し違います。
むしろ、最初の形を早く作れるようになることで、「どうすればもっと面白くなる?」と考えたり、何度も試したりする時間を増やせる可能性があります。
Robloxも、Buildで手軽に制作することと、Studioでより深く開発することを行き来できるよう、両者の連携を進めています。
🌱 AI時代でも「作りたい」がスタート地点
ゲーム制作の方法は、これから大きく変わっていきそうです。
難しい操作を覚える前でも、自分のアイデアをゲームとして形にできる。
これは、子どもたちにとって大きなチャンスかもしれません。
一方で、AIがどれだけ便利になっても、
- どんなゲームを作りたいのか考える
- 実際に遊んで問題を見つける
- 「もっとこうしたい」と工夫する
- 試して、直して、また試す
という部分までなくなるわけではありません。
「作れるかどうか」から、「何を作って、どう良くしていくか」へ。
AIによってゲーム制作の入口が広がるからこそ、プログラミングを通して「自分のアイデアを形にする力」は、これまで以上に面白いものになっていくのではないでしょうか。
参考・出典:Roblox「RDC 2026:世界にはもっと遊びが必要だ」


体験会詳細
お問い合わせ
