Scratchといえば、キャラクターを動かしたり、自分だけのゲームを作ったりできるプログラミング教材として知られています。
そんなScratchが、実は科学の研究や学習にも活用されていることをご存じでしょうか?
今回は、東京大学の研究チームが開発した、雨や川の水の流れを学べるゲーム「SplashTune」をご紹介します。
🌧️ Scratchで雨や川の流れを再現!
雨が降ったとき、その水はどこへ流れていくのでしょうか?
地面に染み込む水もあれば、地表を流れて川へ向かう水もあります。そして、雨の降り方や土地の状態によって、川に流れ込む水の量も変わります。
こうした水の動きを学ぶために開発されたのが、Scratchを使った学習ゲーム「SplashTune」です。
このゲームでは、さまざまな条件を変えながら、水の流れがどのように変化するかを観察できます。
普段はゲーム制作に使っているScratchが、自然現象を理解するための道具にもなっているのです。
🎮 ゲームだからこそ、試して学べる!
SplashTuneの面白いところは、説明を読むだけでなく、自分で条件を変えて結果を確かめられることです。
例えば、土地の状態が変わると、雨水の流れ方はどう変化するのでしょうか?
予想を立てて、ゲームの中で条件を変えてみる。そして、実際の結果を見て、なぜそうなったのかを考える。
このように、自分で試しながら学べることが大きな特徴です。
研究チームは高校生を対象とした学習活動でもゲームを活用し、水の流れに関する理解を深める可能性を示しています。
🔍 プログラミングと科学には共通点がある
一見すると、ゲーム制作と科学の実験は別のものに思えるかもしれません。
しかし、実は共通する考え方があります。
例えばScratchでゲームを作るときも、「この数字を変えたらキャラクターはどう動くだろう?」と予想し、実際に動かして確かめます。
思った通りにならなければ、原因を探してプログラムを修正します。
科学の実験でも、条件を変えながら結果を観察し、その理由を考えます。
どちらも大切なのは、「考える→試す→確かめる→直す」という繰り返しです。
Scratchでのゲーム制作を通じて身につけた考え方が、科学の学習にもつながっているのです。
🌱 ゲーム制作から広がる学びの可能性
COG Jr.でも、ScratchやRobloxを使い、子どもたちが自分のアイデアを形にする学習に取り組んでいます。
キャラクターの動きを考えたり、ゲームのルールを工夫したり、思い通りに動かない部分を修正したり。
こうした経験は、ゲームを完成させるためだけのものではありません。
今回のSplashTuneのように、プログラミングは自然現象を再現したり、身の回りの疑問を調べたりすることにも活用できます。
子どもたちが今楽しんでいるゲーム制作が、将来、科学や技術への興味につながるかもしれません。
プログラミングの魅力は、作品を作る楽しさだけでなく、さまざまな世界を理解するための新しい方法を見つけられることにもあります。
ぜひご家庭でも、「プログラミングでどんなことができるかな?」と、お子さまと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
参考・関連リンク
- 東京大学生産技術研究所「ゲームで学ぶ、洪水のしくみ」(2026年5月19日)
https://magazine.iis.u-tokyo.ac.jp/article/p_7552 - SplashTune ゲーム公開ページ
https://global-hydrodynamics.github.io/game/ - Scratch作品ページ
https://scratch.mit.edu/projects/1194996537


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